戸建てにはないマンションならではの設備とは

戸建てとマンションにはさまざまな違いがありますが、マンションは共用設備が充実しているという特徴があります。キッチンや浴室、トイレなどの住宅設備については、新築であれば戸建てもマンションも大きな違いはありません。しかし、マンションが優れている点として挙げられるのは、セキュリティ関係の設備です。一般的な分譲マンションにはオートロックが付いている物件が多いです。また、エントランスやエレベーターなどに防犯カメラが設置されている物件も少なくありません。くわえて、管理人などが見回りを実施していたり、鍵付きのエレベーターが導入されていたりするケースもあるため、安心して生活することができます。なお、戸建て住宅も防犯カメラなどを設置すればセキュリティ性を高めることは可能ですが、自分たちで対策を講じなければなりません。

物件次第ではありますが、曜日や時間を問わずにゴミ出しできる集積所が備わっているのもマンションの特徴です。新築であれば導入されているケースが多いのですが、24時間いつでもゴミを出せるので、仕事などで多忙な方でも快適にゴミ出しが可能です。収集日まで室内にゴミを溜めておく必要がないので、衛生面の心配も軽減できます。集積所に出されたゴミは収集日に管理人が収集場に出す仕組みとなっていますが、集積所は共用設備なので掃除を住人が行う必要がない点もメリットの一つです。

さらに、宅配ボックスもマンションならではの設備として人気があります。宅配ボックスとは、不在時に届けられた荷物を一時的に預かってくれるロッカーのことです。主にエントランスなどに設けられています。荷物が到着する予定時刻に自宅に居る必要がなく、再配達の連絡をする手間がかからないので、特にネット通販を利用する方にとって非常に便利な設備と言えるでしょう。物件によっては荷物の発送や、クリーニングの受け取りに対応した宅配ボックスを設置しているケースもあります。

また、キッズルームが設けられたマンションもあり、子育て世代には嬉しい設備です。キッズスペースは子供のためのスペースなので、思い切り遊ばせることができます。さらに、屋内に設けられているので雨の日や寒い日など、外で遊ぶのが難しい場合でも関係ありません。上記の通りマンションはセキュリティ設備が充実しているため、防犯面を心配する必要もなく、安心して遊ぶことができます。

その他にも、両親や友人などに泊まってもらえるゲストルームや、子供の誕生日会などに活用できるパーティールームなどの共用設備が整っている物件もあります。